アイチョイスの放射性物質・残留農薬検査結果アイチョイスでは、安全・安心な商品をお届けするため、商品の残留放射能検査を実施し、
その検査結果について情報提供しています。
- HOME
- アイチョイスの放射性物質・残留農薬検査結果
- 放射能汚染に対するアイチョイスの方針
- 放射能汚染対策に対する方針の改定
放射能汚染対策に対する方針の改定
2016/06/13
2016年4月1日
生活協同組合連合会アイチョイス
理事長 西尾幸造
震災により福島第一原発事故による放射能汚染が始まり5年が経ちました。この間、アイチョイスグループ(あいち生協、生協ぷちとまと)では、取引先メーカー、生産者協力の下、2012年5月に放射能検査機器(EMF211型ガンマ線スペクトロメータ)を導入し、測定限界値10Bq/kg以下で、核種を振分け(セシウム134、セシウム137、ヨウソ131※参考数値)、自主検査を続けてきました。また、運用基準に従い外部検査も併用してきました。
アイチョイス取扱商品の中では、2012年度に国の基準値を超える商品が2件(同一商品:群馬県産しいたけ)、基準値内ではあるが微量検出された商品が、2012年度(7件)、2013年度(1件)、2015年度5月時点(1件)となっており、その他商品(99%以上)は不検出となっております。
しかしながら、福島第一原発では、2015年2月に放射能物質を含む雨水が排水路を通じて海に流出している事が発覚するなど、まだまだ安心する事ができません。
アイチョイスグループでは、引続き自主検査及び外部検査を行い、食品の安全性の確保に努め、食物による内部被ばくを低減出来るように努力していきたいと思います。また、組合員、生産者、生協が一体となって支え合い、安全・安心の生活を取り戻す事を目指します。
福島第一原発事故以来、アイチョイスグループでは、食品における放射能汚染の実態を把握し、汚染の回避と低減のためのデータ蓄積を目的として取り組んできました。4年が経過し、この間のデータを元に、組合員の要望に応え、少しでも安心して購入して頂けるよう自主基準を設け運用していこうと考えています。
・アイチョイスの自主流通基準を新たに設けます
1.国の安全基準はあるものの、個人により体内での影響差はあると考えます。少しでも食物による内 部被ばくを低減する為、自主基準を設け運用していきます。
自主流通基準
食品群 | 国の基準値(単位:Bq/kg) | アイチョイスの基準値(単位:Bq/kg) |
一般食品 | 100 | 50 |
乳児用食品 | 50 | 30 |
牛乳 | 50 | 30 |
飲料水 | 10 | 10 |
- アイチョイスグループの対応
1.自主検査及び外部検査。※放射能検査・運用手順参照
①自主検査…EMF211型ガンマ線スペクトロメータ(シンチレーション検出器)にて、測定限界値10Bq/kg以下で、核種を振分ける自主検査を行います。
外部検査…ガンマ線スペクトロメータ(ゲルマニウム半導体検出器)にて、飲料水、お茶、その他詳細検査が必要な場合、外部にて詳細検査を行います。
②東日本エリア(17都県)にある産地・工場の農産物、畜産物、水産物、それに関わる加工品、乳児用食品を重点的に検査します。また、組合員からの要望や生産者、取引先メーカーの要請については優先的に検査を実施します。
2.検査結果についてはすべて公表いたします。
①自主検査及び外部検査の結果につきましては、「不検出(検出限界値)」または「数値結果」で、ホームページ、i-mail(生協連絡版)にて随時報告いたします。
3.生産者、取引先メーカーと協力し放射能対策をします。
①放射線が検出された場合、継続検査、追跡検査を行います。土壌検査などをして、放射能対策、低減できるように、生産者、取引先メーカーと取組みます。
②自主流通基準値を上回った場合、継続検査、追跡調査を行い、対策、低減をし、安全が確認できましたら、生産者、取引先メーカーと取扱い再開の検討をします。
4.基準値を超えた場合の措置
①自主検査並びに外部検査において、自主流通基準値を上回った場合、該当商品のお届けを直ちに中止します。お届け済みの場合は、ボイスリーチシステム(音声一斉同報サービス)などを活用して、対象組合員の皆様へ回収の依頼をし、欠品、返金といたします。
- 放射能検査・運用手順
1.自主検査
①機器:EMF211型ガンマ線スペクトロメータ(シンチレーション検出器)
②検査基準:測定限界値10Bq/kg以下 核種振分け測定(ヨウソ131、セシウム134、セシウム137)※ヨウソ131については参考数値
③結果についてはすべて公表いたします。
④自主流通基準値内で、放射線が検出された場合、継続検査を行い低減に努めます。
⑤自主流通基準値を超えた場合、お届けを直ちに中止し、組合員の皆様へ連絡をします。その後、外部検査へ依頼します。
2.外部検査
①機器:ガンマ線スペクトロメータ(ゲルマニウム半導体検出器)
②検査基準:測定限界値1Bq/kg以下 核種振分け測定(ヨウソ131、セシウム134、セシウム137)
③結果についてはすべて公表します。
④自主流通基準値内で、放射線が検出された場合、継続検査を行い低減に努めます。
⑤自主流通基準値を超えた場合、お届けを直ちに中止し、組合員の皆様へ連絡をします。継続検査を行い低減に努めます。
※飲用に供するお茶は、荒茶又は製茶10g以上を30倍量の重量の熱水(90℃)で60秒間浸水し、40メッシュ相当のふるい等でろ過した抽出液を測定します。乾物(干し椎茸・昆布等)類は、日本食品標準成分表等の水戻しによる水分含量の公表データ(重量変化率)を参考として、必要な水分をあらかじめ添加し計測を行います。また、今後もこのように例外基準を設けられる食品が出た場合は、その都度、対応について協議して、生協としての態度を報告します。
- 自主検査体制と検査結果等の取扱い
情報管理と情報集中、応対品質レベルの安定や組合員の皆様への情報提供の充実のため、以下の担当責任者を任命し運用、対応いたします。
☆統括責任者・・・・・・・・・・・・・商品部部長 川口
☆自主検査と検査結果取扱い責任者・・・商品部品質管理室係長 永田
☆放射能関連組合員対応責任者・・・・・組合員サポート室係長 中村
尚、2016年度中のみ、統括責任は小牧事業所所長、牛田が担当いたします。
以上