産地見学に行ってきました！　行った先は　揖斐郡揖斐川町　【弓削銘水堂】

到着すると、キティちゃんのスリッパ履いてお疲れ顔の社長が駐車場で従業員さんとお話してる。「台風のせいでコンプレッサー止まっちゃって大変だったんだよ～」　　　　　　訪問した日は台風が岐阜を通過した翌日。コンプレッサーが止まるということは、冷蔵庫が止まる。冷蔵商品を扱う豆腐屋さんにとっては一大事！😱　　「三時間しか寝てなくてさ～」と言いながら笑顔で迎えてくれました。

まずは社長のお話し

全国に５万軒あった豆腐屋さんが今では七千軒に減少。大手スーパーの方針や価格争いについていけず、減っていったそうです。そんな中　弓削さんは製法を変えず、昔からの手作業で頑張っています。本にがりを使った手寄せ豆腐は全国でもわずかだそうです。　岐阜県産の大豆を主に、商品によって大豆を使い分けし、それぞれの大豆の持ち味を最大限に生かしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

スーパーに並んでいる安価な豆腐の豆乳濃度は５度以下。それに比べ弓削さんの豆腐は１２度以上‼　大豆の甘味がしっかりするわけです。　消費者が価格の認識をするべきだと社長は言います。価格だけをみるのではなく、なぜこの価格なのか　AとBでは何が違うのか　疑問をもつことが大切だと。　　買い物は投票ですので見極めて投票したいですね♫

社長はとても楽しい方で、おやじギャグを交えながら解かりやすくいろんなことを話してくれました。　ポストハーベストがたっぷりかかった輸入の果物が学校給食に使われているという現実を目の当たりにし、食の安全を伝える活動もされています。　　以前はおいしい豆腐を作ることだけ考えていればよかったけれど、今は大豆の心配をしなくてはいけないと嘆いていました。

アイチョイス商品案内　野菜のページにのっているコラム『ベジフル♡ライフ』でお伝えしましたが、【種子法】が廃止されました。　これにより、お米や大豆などの主要作物の種が遺伝子組み換えなどの危険な操作を経て開発される可能性が高まったのです。　販売されている種や苗のほとんどがF1と言われる一代交配種。人工交配させるのですが、その際に放射線を使うこともあるといいます。　大人達がこういった問題にしっかり目を向け、買い物をしていかないと　子ども達の明るい未来はないと社長は熱く🔥語っていました。

 

熱いトークの後は暑い工場内へ

みなさん手際よく働いていて　見ていてワクワクしました。寄せ豆腐はこうしてお玉ですくって容器に入れていきます。

私たちもチャレンジ!

思った以上に難しく、なかなかきれいに入らない😓

隙間を作らないように、入れすぎないように、つぶさないように　等アドバイスをいただきましたが、うまくいかない・・・　そして豆腐があたたかいので、だんだん手が熱くなってきた　　　　

これを毎日ひとつづつやってるなんて大変‼　　豆乳とおからを分ける作業のところは、蒸気がでて危ないからと近づけませんでした。そんなところで作業してるんだ　これまた大変‼　ドーナツや油揚げを作る作業をしている方は火傷が絶えないと😱　　みなさん大変な作業をしている。　なのにみんなにこやかなんです。

明らかに作業の邪魔になっているであろう私達に嫌な顔一つせず、社長のおやじギャグにつきあい、「下が濡れてるからベタベタになっちゃってごめんね」と気を使ってくださり、この仕事が好きなんだなぁ　って感じました。機械の感覚ではなく、人間の感覚で作る商品は温もりを感じる美味しさ

弓削社長に豆腐屋ならではのレシピを聞いてきました　　　『豆腐ステーキ』　この商品はその名の通り焼けばいいと思う方が多いと思います。私もそうでした。　　でも、使い方は色々♫　水切りの必要もなく　スライスできるので、炒め物にしたり、サイコロに切って　から揚げにしたり。

社長の一押しは　白和え。さっとできる！　玄関開けたら二分で白和え　とご機嫌でした。　帰り際にはあつ～い投げキッスをいただき、楽しくて熱い産地見学でした。　社長をはじめ、弓削銘水堂のみなさま　ありがとうございました。

弓削銘水堂のおとうふや油揚げは､ぷちとまと商品案内で毎週ご利用できますよ!