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カレッジ第15回「遺伝子組み換え・ゲノム編集食品とは? 何が問題?」を開催しました。
よろこびの森カレッジ 2021/10/04
10月2日(土)にオンライン配信にて開催しました。
講師は、天笠啓祐(あまがさ・けいすけ)先生。
食の安全や遺伝子組み換え食品に精通したフリージャーナリストで、
市民バイオテクノロジー室室長、
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表、
日本消費者連盟共同顧問等をされています。
遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の現状と問題点、
私たちにできることを教わりました
ちょっと文章が長すぎるので結論から
私たちにできることは、下記のこと
遺伝子組み換え・ゲノム編集食品を拒否しよう
産直システムで出どころの確かなものを
種子を守ろう、種苗に表示をさせよう
政府に規制を、自治体に独自の条例を
学校給食に遺伝子組み換え・
ゲノム編集食品を使わないよう求めよう
みんなで一緒に行動&取り組んでいきましょう!!
内容の抜粋は下記からどうぞ。
遺伝子組み換え食品
あ他の生物の遺伝子を入れることによって
あその生物が持っていない性質をもたらすもの。
『現状』
・日本人が一番食べている
あ日本では遺伝子組み換えの大豆、トウモロコシ、綿、ナタネが
あ多く輸入されている。
あそれぞれが食用油や油製品(マヨネーズ、マーガリン)の原料になり、
あ油の絞りかすは家畜の飼料として利用。
あトウモロコシに関しては主な用途が「家畜の飼料」。
あ遺伝子組み換え農作物を一番食べているのは家畜となり、
あ我々日本人はお肉、乳製品、卵などを介して、
あ間接的にたくさんの遺伝子組み換え作物を食べている。
『問題点』
・環境への影響。
あ予想外の地域での汚染や交雑種の拡大など生物多様性への影響がある。
あ身近な例では、輸入拠点の名古屋港・四日市港近辺で
あ遺伝子組み換えナタネの自生や周辺の野菜類・雑草との交雑が起きている。
・食の安全への影響。
あ動物事件では、免疫システム・生殖や出産への悪影響や
あ肝臓・腎臓の障害などが立証されている。
・遺伝子が特許になるため、企業が独占的に支配権を持つ。
あこれはタネ・食料の支配に繋がる。
・除草剤耐性植物の増加による、農薬使用量の増大。
あ人体汚染の深刻化(検出される割合と濃度が増加)。
あ人の尿のサンプルの93%から、発ガン性や神経毒性がある
あグリホサート(ラウンドアップ)を検出。
あ子どもたちのアレルギーや発達障害の増加との関係が非常に有力。
あ輸入小麦を使用している大手パンメーカーのパンからは
あもれなくグリホサートが検出される。
ゲノム編集食品
あ酵素を使ってDNA(遺伝子)をチョン切って壊す技術。
あ遺伝子組み換えがプラス(足し算)だとすると、
あゲノム編集はマイナス(引き算)。
あ前述の遺伝子組み換えは規制(表示)をさせた事で
あうまく推進が出来なかったため、その二の舞にならないように・・・
あとまったく規制をさせないように強い圧力をかけ、進めている
『現状』
・ゲノム編集された高GABAトマトの苗の
あ無償配布が5月に始まり、収穫も行われている。
あ今年中にはトマトピューレとしても販売される予定。
あトマトの花粉の寿命は3~4日と長く、
あ最大限で風速5メートルで1,296kmも飛散する。
あ(風速1mでも200km)ため、全国への汚染が懸念される。
あちなみに、本州の最北端(青森県大間)と
あ最南端(山口県下関)の直線距離は1,219km・・・。
・9月にゲノム編集魚の流通・販売が承認(厚生省)された。
あマッチョ・マダイ(肉厚マダイ)
あ⇒たった1年で、通常の2年ものよりも大きく育つ。
・現在開発中。
あ成長が早く肉の多いマダイやトラフグ。
あ養殖しやすい(攻撃性を抑えた)、マグロ・マサバ。
あ成長が早いコオロギ。
『問題点』
・壊してよい遺伝子などない。
あ遺伝子はバランスや調和で成り立っており、全て重要なもの。
あそれを壊すことは、意図的に病気や障害を引き起こす事と同じ。
・生命をもてあそぶ。
あ複雑な生命ネットワークをかき乱す。
・オフターゲット(さまざまな遺伝子を壊す)をもたらす。
あ数千万から数億という大量の切断遺伝子を導入するため、
あ類似している遺伝子も切断する。
・オンターゲット(切断近辺での大規模な変化)をもたらす。
あ切断したところは染色体に大規模な変化が起き、
あ発ガン性に繋がる。
・エピジェネティックな異常が起きる。
あ遺伝子のオン・オフのスイッチ(タンパク質)に異常をきたし、
あこれは世代を超えて受け継がれていく。
・モザイク(操作した細胞と、しない細胞が入り乱れる)をもたらす。
あ食品になったときに毒性やアレルゲンとなる。
ゲノム編集は世界的にも積極推進の動きで、
日本では環境影響評価も、食品の安全審査も、食品表示もありません
また種苗にも同様に表示は無く、
農家や個人が選択できない状態です。
つまり今後、通常の食品と一緒に食卓に登場し、
私たちが気付かないまま口にする可能性があるということ
これはとても深刻な状況です。
なので再び、改めて。
遺伝子組み換え・ゲノム編集食品を拒否しよう
産直システムで出どころの確かなものを
種子を守ろう、種苗に表示をさせよう
政府に規制を、自治体に独自の条例を
学校給食に遺伝子組み換え・
ゲノム編集食品を使わないよう求めよう
みんなで一緒に行動&取り組んでいきましょう!!
組合員さんからは以下のような感想をいただいております。
ご参加いただき、ありがとうございました
・政府が健康を第一に考えてくれたらいいのにと思います。
・天笠氏の話は毎回流れがあり、講演会を聞き続けることで理解できると思いました。
色々な現状と問題点があり、それらに対し天笠さんも問題視して、
出来る限り対応に当たって下さっている事を知る事が、出来ました。
天笠さんに感謝をお伝えしたいです。
私達の知らない所で、ご尽力を頂きありがとうございます。
・普段知ることが難しい内容で参加して良かったです。
本当にありがとうございました。 食の安全や色々な生物のバランスや
調和について考える人が増えてほしいと思います。
・聞けば聞くほど食べ物は慎重に選ばなくちゃいけないなぁと思いました。
・先生がとても楽しそうにお話してくださったので、
難しいお話も飽きることなく興味深く聞かせていただけました。
具体的に、どのように人体にダメージがあるのかを伺えて
リアルな想像ができよかったです。
・とてもわかりやすい内容で学びの多い時間だった。
食に対する危機感が以前よりも芽生えた。
自分でも調べて考えるのが必要だと思った。
・人間の体を壊すことがわかっていることに、
政府はなぜ関心を示さないのでしょうか。
海外からの圧力に屈指ない行政になり、
自給自足できる国内環境を整えていく方向に向いてほしいです。
・効能•効果に惑わされず、食の安全を確認しながら食品を選ぶ事が
すごく大切だと感じました。
そのためには国内自給率を上げるのも重要だと思います。
ただ、国内産の有機作物は市場に殆ど出回っていないのも現実ですが、
国内産や有機作物を摂取する事の大切さを周りや子孫など
後世に伝えていく事も課題だと思いました。
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