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カレッジ第4回「タネについて考えよう」を開催しました。
よろこびの森カレッジ 2021/05/29
5月29日(土)
浜松市勤労会館(Uホール)にて開催し、
7名の組合員さんにご参加いただきました。
講師は、印鑰 智哉(いんやく・ともや)氏。
同氏は、アジア太平洋資料センター(PARC)、
ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、
オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、
現在はフリーの立場で世界の食と農の問題を追及しておられます。
タネを取り巻く環境は、
2018年4月に種子法が廃止され、
今年の4月からは改正種苗法が施行されています。
たった4つの大手「遺伝子組み換え多国籍企業」が
世界の種子市場の7割弱を独占している中、
日本はそれらの民間企業が参入しやすいように
どんどん法律を変えていく・・・。
これらの大手企業の販売方法は、
種苗と化学肥料と農薬のセット販売。
なぜなら、農薬市場の8割弱も独占しているから
このまま私たちが何も行動を起こさない場合、
種苗から流通までを上記企業に囲い込まれます。
各地域の多様性に富んだタネは無くなり、
「ゲノム編集されたタネを、
たっぷりの農薬を使って育てた農作物ばかり・・・」
という未来になりかねません。
農薬や遺伝子組み換え作物と
多くの健康被害(慢性疾患、子どもの自閉症、ガン、認知症等)
との関係性が取りざたされている今、
そんな未来は回避しなくてはいけません
これらを防ぐには、
「地方自治が命を守る基盤、防波堤になる」とのこと。
そのために私たち消費者ができることとして、
以下の3つの方法を教えていただきました。
①各人がこの問題について発信して、
あ周囲の人やメディアに知らせること。
②種子を守る条例を作ってくれるよう働きかけること。
③町議会・市議会などの議員さんを選出する際には、
あ質問状を送り、種子の問題に関心の高い人を選ぶこと。
決して「農家さんだけ」の問題ではないタネのこと。
みんなで関心をもって、行動していきましょう。
参加者の皆さんからは、以下のような感想をいただきました。
(一部抜粋)
・こんなによい話をもっと多くの人に聞いてもらいたいと思いました。
国は信用できないけど、どうにも変えられないと思っていたけど、
地方自治体から改善できるという話を聞いて、少し希望が持てました。
ありがとうございました。
・難しいお話でしたが、今 食におきている現状が分かり、
とても勉強になりました。
あ自分でできることから始めていきたいと思います。
・在来種の保存、とても関心を持てました。
小さい活動ですが、自分の家庭菜園などから始めていきたい。
子供の食生活を心配しています。 将来を担う子供達のために、
学校給食から変えていく(地域の活動)必要性を強く感じました。
貴重な梅雨の晴れ間&週末にも関わらず
ご参加いただきありがとうございました。
よろこびの森カレッジでは、今後も様々な企画を開催します。
多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
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